「相談してみたいけれど、何を聞かれるのか分からないのが怖い」「準備が足りないまま行って、追い返されたりしないだろうか」——任意整理の無料相談に踏み出せない方からは、こうした声をよく伺います。実際の相談は、あなたを問い詰める場ではなく、いまの状況を一緒に整理し、これからどうしていくかを考えるための場です。この記事では、無料相談で一般的に聞かれること、準備しておくと安心なもの、そして相談から正式な依頼(受任)までの流れを、順を追ってやさしく解説します。
無料相談ではどんなことを聞かれるの?
結論からお伝えすると、聞かれるのは「いまの借金とお金の状況」が中心で、答えづらい質問を無理に深掘りされるわけではありません。具体的には、おおまかに次のような点を伺います。
・借入先(債権者)の数:どの会社・どのカードから借りているか ・借入の総額:全部でいくらくらい残っているか ・毎月の返済額:いま月々どのくらい返しているか ・収入や職業などの家計の状況:返済に回せる余裕がどのくらいあるか ・借入をすることになった経緯:いつ頃から、どんなきっかけで増えたか
これらは「あなたを責めるため」ではなく、手続きの見通しを立てるために確認するものです。たとえば借入総額と毎月の返済可能額が分かれば、任意整理をした場合に返済をどのくらいの期間で組み直せそうか、おおよその方向性が見えてきます。借入の経緯を伺うのも、家計のどこに負担がかかっているかを一緒に把握するためです。
大切なのは、すべてを正確な数字で答えられなくても構わない、という点です。「残高がうろ覚え」「何社から借りているか自信がない」という状態でも問題ありません。分かる範囲でお話しいただければ、足りない部分は相談のなかで一緒に整理していきます。むしろ、正確な残高は受任後に各社へ照会して確定させていくため、相談の段階では「だいたいの規模感」が分かれば十分なことが多いのです。
相談前に準備しておくとよいものは?
準備が完璧でなくても相談はできますが、次のものが手元にあると話がスムーズに進みます。無理にそろえる必要はなく、「あれば持っていく」くらいの気持ちで構いません。
・借入先の一覧:社名と借入残高を書いたメモ程度で十分です ・督促状や利用明細・契約書など、借入に関する書類 ・運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類
借入先の一覧は、カードや会社の名前と、おおよその残高をメモにするだけでも、相談の理解が一段と進みます。督促状や明細が手元にあれば、利率や返済の状況をその場で確認しやすくなります。とはいえ、書類が見当たらない、捨ててしまった、という方も少なくありません。手元にそろっていない書類があっても相談は可能です。記憶や手持ちの情報だけでも、現在の状況をお伺いすることはできますので、「書類がないから相談できない」とあきらめる必要はありません。
相談から受任までは、どんな流れで進む?
はじめての方にとっては、相談したあとどう話が進むのかが見えにくいものです。一般的には、次の4つのステップで進みます。
1. 相談:いまの状況を伺う
まず、現在の借入状況や家計の状況を伺います。前述の「聞かれること」に沿って、いまどんな状態かを一緒に確認していく段階です。ここで費用が発生することはありません。
2. 方針説明:とりうる手続きと費用の見通しを説明
伺った内容をふまえて、どのような手続きが取りうるか、任意整理を行う場合の進め方や費用の見通しをご説明します。「自分の場合は任意整理が向いているのか」「ほかにどんな選択肢があるのか」を、ここで具体的に確認できます。
3. 委任契約:納得したうえで正式に依頼
ご説明の内容にご納得いただいたうえで、正式に依頼する場合は委任契約を結びます。この段階で初めて、手続きを進めるための契約となります。説明を聞いたうえで「もう少し考えたい」という場合に、その場で契約を迫られることはありません。
4. 受任通知:各債権者へ通知を送付
契約後、当事務所から各債権者へ受任通知を送付し、以後の連絡や手続きを進めていきます。受任通知が届くと、債権者からの直接の取り立てや督促は法律上いったん止まる取り扱いとなり、ここで気持ちの面でも一息つけたという方が多くいらっしゃいます。
ネットだけで全部完結する?面談は原則必要です
「忙しいので、できればネットの入力だけで済ませたい」と考える方もいらっしゃいます。ただ、債務整理の依頼を正式にお受けするにあたっては、ご本人と直接お会いしての面談が原則として必要です。初期のお問い合わせやご質問はメールやお電話でも承れますが、正式な受任の前にはご本人との面談を行います。「インターネットの入力だけですべてが完結する」というものではない点は、あらかじめご了承ください。
面談を原則としているのは、形式的な手続きのためではありません。状況を詳しく伺い、手続きの内容や費用についてご説明したうえで、ご依頼いただくかどうかをご本人にしっかり判断していただくためです。直接お話しすることで、書面やメールだけでは伝わりにくい不安や事情も共有しやすくなります。
無料相談はどこまで無料?依頼は必須?
当事務所では、債務整理に関する初回のご相談を無料で承っています。現在の借入状況の確認や、任意整理を含めてどのような手続きが考えられるかのご説明までが、無料相談の範囲です。実際にご依頼いただいて手続きを進める段階の費用は、委任契約の前に内訳をご説明しますので、「気づかないうちに料金が発生していた」ということはありません。
また、相談したからといって必ず依頼しなければならないわけではありません。「話を聞いてから決めたい」「いまは情報を集めている段階」という方も歓迎です。まずは状況の確認だけでもご利用いただき、ご自身が納得できる選択を一緒に探していきましょう。相談のタイミングについて迷っている方は、あわせて関連記事もご覧ください。
ご相談にあたって
司法書士法人 福間事務所は認定司法書士が在籍し、債権者1社あたりの債務額が140万円以下の任意整理について代理権限の範囲内で対応します。1社あたり140万円を超える事案は司法書士の代理権限の範囲外となるため、無料相談で個別にご確認ください。減額後の返済額の概算や見通しも、無料相談で個別にご確認いただけます。
個人再生・自己破産は書類作成のサポートであり、代理人として対応するものではありません。
当事務所では債務整理に関する初回のご相談を無料で承っています。任意整理で将来利息のカットや分割回数の見直しができるかどうかは、債権者との交渉や個別の事情により異なり、特定の結果をお約束するものではありません。借入や家計の状況をお伺いしたうえで、ご相談者に合った手続きをご案内します。